山崎豊子が死去!白い巨塔・大地の子等の評判 [ビジネス書・小説・コミック等]

山崎豊子さんは、毎日出版社のジャーナリスト出身の社会派作家です。

10代の頃から両親に山崎作品を読むように言われていたので、たくさんの作品を読破しました。

徹底的に取材と調査!検証!した事実をテーマにしているのでリアリティーにあふれていて面白いです。

 「華麗なる一族」「白い巨塔」「女系家族」「沈まぬ太陽」「不毛地帯」「大地の子」など、個々の作品すべてに人間の感情を揺さぶる体験ができました。

涙を流しながら読んだ感動作品を忘れません。

 『大地の子』を10代前半の時に読みまして、史実とはいえ戦争が招いた不幸と歴史に翻弄される人々の葛藤等に衝撃を受けました。

NHKドラマの仕上がりも素晴らしいです。

戦争が人生を急落に追いやるから絶対に避けるべきなのは当然ですけど、この作品は戦争反対の他にもっと深い事実を伝えています。

戦後の後始末の問題です。

中国残留孤児の問題や、心の傷、家族の絆などを考えさせられました。

私を含めいて平和ボケしている日本人に、山崎豊子さんは問いかけています。

 『不毛地帯』をよんで、

「サラリーマンって大変だなぁ」という感想と「本気になると何でもできる」を教えてもらいました。

石油堀は博打のようなもので、莫大な利益か巨額の損失かの天国と地獄の仕事です。

アラブ人と日本人の巧みな駆け引きや心理戦が面白いです。

イランのサルベスタン油田で、現地人と地道に信頼関係を築いて石油を掘り当てた商社マンの不屈の精神力と成功までの道程に感動しました。

文化宗教などが違う人間同士が、利害一致するには文化交流の程度では無理であって、感情の交わりが必要だとこの作品で学びました。

渡辺謙さん主演のドラマも素晴らしかったです。

 『華麗なる一族』『白い巨塔』に関したは、癒着や

銀行と大蔵省、日銀、政界の癒着を理解できて良い教材です。

『白い巨塔』は大学病院内の矛盾と隠蔽体質などを痛烈に暴露していて、

今でも何の変わらない体質なのが信じられません。

 他にも好きな作品を語りたいですけど、次回に作品が誕生するまでの秘密をかきます。



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